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基礎知識

気候

熱いです。観光シーズンは乾期となる冬ですが、それでも最高気温は30度を越えます。乾期には雨はほとんど降りません。

1998年12月は異常な低温だったらしく、バンコクで最低気温が22度となった日がありました。北部では15度になり、3人が死亡したそうです。

言語

タイ語。中国語に似ています。日本人にとって最もやっかいなのは発音でしょう。母音が14、子音が19、さらに声調(音の高低)が5種類あるからです。したがって、いわゆるカタカナ読みではまるで通じません。単語はタイ文字で覚えるか、さもなければ英語で覚えましょう。

タイ文字はハングルと同様、表音文字です。たとえば「(値段が)高い」はですが、が「ae(アに近いエ)」、が「ph(息を強く出すp)」、が「ng(のどの奥で出すン)」を、それぞれ表します。これらを合わせて「phaeng ペーン」と読みます。

ちなみに、タイ人は日本人並みに英語が下手です。

通貨

1997年末のアジア経済危機の引き金となった「バーツクラッシュ」の、あのバーツ。1998年12月のレートは、1バーツ約3.3円。

紙幣にも硬貨にも王様の絵が入っています。古い硬貨には金額がアラビア数字ではなくタイ数字でしか書かれていないものがあり、慣れるまで戸惑います。50バーツ紙幣は紙でなくプラスチックに印刷されていて、一部透明になっています。

宗教

国民のほとんどが仏教徒だが、寺院を見るとイスラムの影響も受けている。僧侶の地位は高く、指差したりすると怒られる。

午後6時に音楽が流れると、すべての人は仕事の手を休め、起立する(写真はアユタヤー駅にて)。

仕事

新聞の求人広告を見ると、経験を積んだ管理職の月給は30,000バーツくらい、アルバイトの時給が20バーツくらい。これから考えても、物価水準は日本の5分の1以下であることがわかります。

外国人の労働については、きびしいようです。タイ人と結婚しない限り、永住権も認められないそうです。長い間独立国家を守ってきただけあって、移民には冷たいのでしょう。

新聞

バンコク市内では、大きな書店やカオサン通りなどで日本語や英語の新聞が入手できます。タイの生活習慣などが書かれているので、長期滞在の場合は必読です。

トイレ

便器の左に付いている小型シャワーがミソ。レバーを握ると水が出るので、これでお尻を洗う。地方に行くと右の写真のようになる。桶で水を汲んで流し、手ですくってお尻を洗う。


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