FAQ: 自転車をどうやって電車に載せるの?

茶りだーなら10回や20回は耳にする、この質問。お答えしよう。茅野駅で1時間も電車待ったので、暇に任せて撮ってしまいました。一人でなにやってんだか...


自転車を電車に載せるには、専用の袋に入れる。座るところの下にある黒い塊がその袋。

まず、車輪をはずす。車輪をはずずには、車輪の中心から伸びているレバーを手前に引く。レバーを引くと車輪は簡単にはずれる。

両輪をはずした状態。

袋に入れる。

ファスナーを閉めてできあがり。


車体を保護する金具を付けるなど細かい手順は省略したが、以上、5分から10分くらい。あせると最後にファスナーが閉まらなかったりする。田舎で電車(気車?)の本数が少ない場合、乗り遅れたら悲しい。そのため、この袋詰めの速さは重要だ。自転車を電車に載せることを輪行(りんこう)というが、この袋詰めの速さを競う競技は輪行タイムトライアル、略してRTTと呼ばれている:-)

また、電車に載せるために270円もする手回り品切符を買わされることがある。JRの規定によればスポーツ用具は長さ2メートル以内なら無料で載せられるはずだ。実は、昔は自転車を電車に載せるには日本自転車協会の会員になり、手回り品切符を買う必要があった。お役所の利権が蠢くこの制限だが、近年この制限は無くなった。しかし、旧国鉄時代の年配の社員を中心に手回り品切符を買わせる習慣だけは受け継がれている。